性行為の際にゴムを装着すると萎えてしまうのは、どんな原因が考えられるのでしょうか。避妊や感染症予防に最も有効とされるコンドームですが、性行為の最中の装着は、男性にとっては煩わしい作業でもあります。今回は、コンドームを装着すると萎えてしまい、効果的な対策を検討している方からの相談です。 30代男性からのご相談:「いざ挿入と、ゴムを装着すると萎えてしまう。何か効果的な対策は?」性交渉をする際、いざ挿入となった場面でゴムを装着すると萎えてしまいます。普段は問題ないので、心因性のものだろうと思っているのですが、それだけに解決法に悩んでいます。気持ちの問題なので、一度うまくいけば大丈夫との話も聞きますが、このような時、何か効果的な対策はあるのでしょうか? その時の、自分の気持ちを分析することで、解決策が見つかるかもなぜ萎えてしまうのか。その時の、自分の気持ち、感情の変化を詳らかにし、分析するという方法もあるようです。 いざ、という時ということですが、自分がどのような気持ちになっているのか、再確認してみるのも大事だと思います。「プロセスレコード」という自己分析方法があり、自分で見つめ直すことで、何かしらの解決策が分かるかもしれません。(看護師) 精神面だけでなく、身体面でのストレスも解消して、お互いのコミュニケーションを深めよう男女間のコミュニケーションは、何もセックスだけではありません。コンドームを装着する前段階や、装着している時、装着後のそれぞれの時間を、お互いにリラックスして楽しむことも大切です。 女性、男性に関わらず、セクシュアルな面に関してはメンタル面も大切ですが、身体面で整えていくことも大切です。睡眠を十分にとり、運動や趣味など、ストレスを解消する方法を見つけましょう。考え過ぎず、楽しいと思えることを相手の方と一緒にたくさん見つけることも大切です。男女間のコミュニケーションは性交渉だけではありません。手と手で触れ合うこと、話すこと、一緒においしい食事をとることなど様々です。(看護師) 最近、若い方のEDが増えており、その一番の原因はストレスだと言われています。これは、精神的なストレスだけでなく、身体面のストレスもあります。不規則な生活、睡眠時間、食事内容などが乱れると、自然と自分の身体の調子は崩れていきます。自分では無理をしていないと思っていても、どこかで歪みを来しているかもしれません。そうした中で、セックスをして、ダメになってを繰り返すと、お相手の方とも気まずくなってしまうという悪循環にもなってしまいます。セックスだけがすべてではありませんので、コミュニケーションやタッチングでお互いの理解を深め、2人の時間を楽しむといったところからで良いのではないでしょうか。ED外来に行く前に、まずは毎日の生活の見直しからされてみてはいかがでしょうか。(看護師) 性行為は、ある意味、非日常的な時間であり、その空間の中で行われる行為なのかもしれません。徐々に高まっていく意識や感情が、コンドームの装着という作業によって現実に引き戻され、それまで非日常だったものが、一気に日常に戻されてしまうことで勃起が維持できなくなっている可能性もあります。コンドームの装着という現実的な作業も含めて、性行為の一環として受け止められるようになれば、良い結果がもたらされるかもしれません。 |